名古屋市の30代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
事務所にはお母様と一緒におみえになりました。
お話を伺いますと「昨年の9月頃から夫の私に対する態度が悪くなり、自宅には深夜に帰り、朝まで帰らない日もあります。浮気相手の女性は同じ会社に勤務している●●という名前の女です」ということです。
ご依頼を受け、探偵2名による浮気調査を実施しました。
調査の結果、ご主人は浮気相手の女性が一人暮らしをするマンション前まで毎晩のように送り届け、マンションエントランス前で抱擁やキスを繰り返していました。
ある日の調査では、夜間、女性が部屋にご主人を招き入れ、部屋の照明が消灯したのが翌明け方で、午前9時過ぎに二人が部屋から一緒に出る様子を撮影しました。
奥様はご主人と離婚し、まだ小さなお子様と今のマンションにそのまま住み続け、ローンの支払いはご主人がしていくことを希望されています。
私共から離婚問題全般に強い、優秀な女性弁護士をご紹介いたしました。
このようにブログを書きますと、離婚する際は何でもご自身の願望が叶うものと思ってしまわれがちですが、ローンの支払いは夫が続け、マンションにそのまま住み続けたいという奥様の希望に法的な強制力はありません。
あくまで希望ということであって、ご主人と話し合いの末、ご主人がこの条件を飲んでくれたらという話になります。
現実的にはおそらく、このような約束事を交わしても最初のうちだけ支払われ、そのうち支払ってもらえなくなる可能性が大だと私共は考えます。
通常、マンションは売却してローンの残債と相殺したものを財産分与という形になります。
出来る事、出来ない事がありますし、調査後のご相談内容により代表から話があると思いますが、慌てて離婚してしまってから後悔されないよう、弁護士の先生ともよく相談するようになさってください。