愛知県のご夫婦が突然事務所におみえになり、家出調査の依頼をお受けしました。
名古屋市に住むご子息が、行方不明になったということです。
勤務先から無断欠勤の連絡がきて失踪が分かったそうで、勤務先では特におかしな様子はなかったとのこと。
マンションまで行ってみると、携帯電話が置いたままで連絡の取りようがなく、何か事件に巻き込まれたのではないかと心配したご両親は、すぐに警察へ捜索願いを出されたそうです。
しかし一向に動いてもらえず、なぜか警察から私共の事務所を教えられ、ご相談におみえになったということでした。
早速、探偵2名が家出調査を開始したところ、3日目の夜に名古屋駅にほど近い漫画喫茶で、本人の自転車を発見しました。
すぐにご両親に連絡を取り、2時間後、ご両親が漫画喫茶に到着しましたが、店員に本人の顔写真を見せて尋ねるも「名前は記録していないし、個室は150室あって他のお客様もいるので分かりません」ということで、ご両親のご意向で一旦帰宅をし、ご両親のみが翌朝10時の清算時間に出直すことになりました。
翌朝、ご両親が店内フロントで待ちましたが、本人の姿は既にありませんでした。
失踪から10日目、本人が漫画喫茶付近でキャッシュカードを使用し、ご両親は再び漫画喫茶で待ちましたが姿は確認できませんでした。
再度、私共の探偵が捜索を開始したところ、失踪から12日目の早朝、名古屋市中区大須の漫画喫茶に本人の自転車を発見、すぐにご両親に連絡を差し上げました。
ご両親はここでも親であることを店員に告げましたが「他のお客様がいるので、探し回ってもらっては困る」と言われ、午前10時の清算時間までそのまま待つと……店から出る本人を発見、ご両親が本人に話し掛け、無事、3人で一緒に帰宅されました。
家出調査は、取り掛かる時間が早ければ早いほど、発見率が高くなります。