名古屋市の40代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
弁護士からのご紹介です。
お話を伺いますと「主人が4,5年前から浮気をしています。財布からラブホのポイントカード・割引チケットなどが出てきました。3年前に大手探偵事務所で見積もりをとったところ、5時間ごとに25万円と言われ諦めました。現在は昼頃に自宅を出て、20時には帰宅していますが、時々出張といって急に外泊します。生活も苦しく別れたいのですが、主人のことがまだ好きな部分もあり、どうしたらよいか分かりません」ということです。
浮気調査の料金につきまして、現在浮気をしているかも分からないので定額プランでは契約できず、いつ浮気をしているか全く分からない中での時間契約もお金がいくら掛かってしまうか分からないということで、ご主人から生活費も僅かしかもらえずお金が無いとのこと、料金の上限を決め、探偵2名による浮気調査を実施しました。
調査の結果、ご主人は自宅を出ると真っすぐ仕事には行かず、インターネットカフェで主に時間を潰し、時々パチンコ店で遊び、たまに仕事に出ている状況である事実が判明しました。
そして、奥様には出張の日程を一日余分に申告し、ビジネスホテルを取ってから美容室で髪を整え、夕方に女性と待ち合わせて会っている事実も判明しました。
女性と不定期に会っていることが分かり、調査料金の上限が決めてある為、この後も調査を続ければ必ず不貞の証拠は撮影できますが、相手女性が外国人ホステスであることが判明しました。
浮気相手の女性が外国人のホステスである場合、慰謝料が支払われず逃げられる確率のほうが高く、調査でお金を使っても回収できる見込みが少ないのです。
そして、何よりも奥様がご主人をまだ愛してみえること。
離婚が目的でもない為、何度もご相談を受けた結果、調査をこの時点で中断する判断をしました。
浮気の実態は調査をしてみると人それぞれで、最後まで追い掛けて慰謝料から余裕をもって回収できる場合がほとんどですが、今回のように断念したほうが良いケースも稀にあります。
【経済的に全く余裕がなく、パートナーを愛していて離婚は考えておらず、慰謝料が支払われる可能性が少ない外国人が浮気相手だと分かった場合】
このようなケースは、浮気相手に支払い能力が無い事が分かった時点で調査を断念した方が経済的なダメージが少ないです。
前田龍生探偵事務所では、ご依頼主様にとって無駄になると思われる調査は正直にお伝えしております。
客観的に見れば不誠実で経済力もないご主人に見えますが、子供にとっては良い父親である場合もあります。
思い切って離婚をして自分で必死に働くか、働くのが嫌なのであれば行政に頼って生活をしていくのも手ですが、ご主人に対して好きだという気持ちがありますと気持ちが最優先されるでしょうから、このまま精神的にも経済的にも不安的な状態でしばらく我慢していくしかありません。
ご主人と一緒にいたいご自身の気持ちを最優先にするのか、子供との将来的に安定した生活を最優先にするのか、この判断と実行は奥様にしか出来ません。
難しい判断となりますが、ご主人の不実な生活実態が調査により分かった訳ですし、どうしたらよいか分からない時は現状維持のまま、将来どのような道を辿っても良いように情報収集と準備だけはしっかりなさって、お子様とご自身の生活を守っていただければと思います。