名古屋市の60代男性より、ご子息の恐喝相手に関する身元調査をお受けしました。
お話を伺いますと「息子から金を無心されたので何故なのか問い正すと、どうやら良からぬ相手に金を貸してしまったようです。息子はサラ金から借金してまで貸しているようで、心配です。相手が一体どのような人物なのか知っておきたいのですが」ということです。
ご依頼を受け、探偵2名による借金相手の調査を開始したところ、男性には働いている様子がなく、大体15時過ぎから某県郊外に所在する看板のない店舗に頻繁に出入りをしている事実が判明しました。
この店舗のような建物は日中も夜間もシャッターが閉め切られており、外観からは中の様子が全く分からず、異様な空気が漂っています。
男性はこの店舗裏口から入り、日付が変わっても一向に出てくる気配がありません。
あるルートでお調べしたところ、ここは表には出ない賭場であることが判明しました。
お父様に報告書をご覧いただきますと「そういえば、相手の男が息子に『自分は●●組の組長で、執行猶予中の身だ』と言ったそうなのですが、本当なのでしょうか」と心配で仕方がないご様子です。
更にお調べしたところ「そのような者は●●組には今も昔もおらず、その組の者が勝手に名前を使われて逆に怒っている」という回答を得ました。
闇の賭場に出入りをしていることから、反社会的勢力とある程度繋がりはあるのでしょうが、相手は暴力団組長でも構成員でもないこと、毎日のように賭場に通い、博打で散財していることから、借金のターゲットにされたのが息子さんであることなどが判明しましたので、その旨をご報告いたしました。