名古屋市の30代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「浮気相手はいつも利用しているお店(会員制クラブ)のホステスさんだと思いますので、主人が店を出るところから尾行してください」ということです。
ご指定の日時に、探偵2名が錦3丁目のクラブ前で張り込みを開始しましたが、ご主人はその日現れませんでした。
後日「主人が持っていた領収書から三軒の店名が分かりましたので、その店から主人が出て来たら尾行してください」ということで、ご指定の日時に探偵が張り込みましたが、この日もご主人はいらっしゃいませんでした。
三回目の調査時、奥様は「GPSを車に取り付けてください」と仰いましたが、ご主人の場合は車へGPSを取り付けても意味がなく、前回、前々回の空振りもありましたので、今後の調査方法は全て私共にお任せ頂くことになりました。
ご主人の勤務先から探偵2名が張り込み、調査を開始しました。
ご主人は勤務先から車で帰宅し、自宅駐車場に車を置いて服を着替えるとタクシーを拾い、女子大小路の小料理屋で取引先と思われる男性と待ち合わせ、会食をしました。
小料理屋を出た二人は、歩いて近くのスナックに入店し、深夜二時頃に出るとタクシーに乗って帰宅しました。
調査四回目、ご主人は勤務先から車で帰宅して自宅駐車場に車を置き、服を着替えると、電車に乗って錦3丁目の繁華街に到着しました。
20代のホステスと思われる女性と待ち合わせたご主人は洋風ビストロ店に入り、食事を終えるとコンビニに立ち寄った後、20時に雑居ビル内のスナックに入りました。
この店が女性の勤務先であることから、同伴出勤に付き合ったものと思われます。
深夜1時過ぎ、ご主人と女性が同ビルより路上に出てきますと、女性が手を振ってタクシーを停め、ご主人が単身でタクシーに乗り込み、帰宅したことを確認して調査を解除しました。
奥様に報告書をご覧いただきますと「今回は会社の事務員から突然密告されて私も熱くなってしまい、曖昧な情報で振り回してしまってごめんなさい。主人の行動を初めて知りましたが、なんかホッとしました。以前のように朝帰りは無くなりましたし、事務員の言う事は気にしないようにします」ということです。
自宅で待っている奥様からしたら、深夜に帰宅したり朝帰りをする夫は当然怪しく思われると思いますが、中には飲みに出るのが習慣になっているだけの男性もいらっしゃいます。
そのうち飽きがきたり、深夜まで飲むことに身体がしんどくなってきて自然と収まるものです。
相手が水商売の女性である場合、たとえ肉体関係があったとしてもご主人への恋愛感情があるとは限りません。
女性のマンションに入り浸っている場合を除き、単なる客として終わる場合がほとんどですので、心配は無用だと思います。