愛知県の60代ご両親より、ご子息の婚約者女性について結婚調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「息子に早く結婚相手を探してと言っていたところ、同僚女性を選んだようですが、あまり相手の女性のことが気に入らず、正直結婚させたくありません。女性や家族について身辺調査をお願いします」ということです。
探偵2名による素行調査やGPS、あらゆるデータから婚約者の女性とその家族について調査を実施しました。
調査の結果、婚約者の女性の行動に不審な点はありませんでしたが、ご子息に「生前財産分与で貯金が2000万ある」と話していたということで資産調査を実施したところ、実際には200万ほどの貯金残高とサラ金に借金をしていた履歴があることが判明しました。
女性のご両親についてお調べしたところ、夫婦とも身なりに気をつかう感じではなく、職に就いている様子もなく、父親は両手で杖をついており所有する自動車には手動運転の補助が付いていることが分かりました。
調査結果をご報告いたしますと、家風も合わないし、結婚相手として相応しくないという事で(ご子息に見せる為)あまり良いふうには書かないで欲しいということでしたので、調査総評には事実を前提に、ありのままを書いて提出いたしました。
近い将来、高齢障がい者である父親の介護における金銭的、精神的負担は一人娘である婚約者の女性に掛かってくることは明白です。
家柄を合わせる為、嘘をついてまで結婚にこぎつけたとしても、ご主人の実家とのお付き合いや背伸びしながらの生活は一生続いていきます。
何か起こった時、結婚詐欺師呼ばわりされても誰にも文句は言えません。
結婚相手を選ぶのはあくまでご子息ですが、愛だけでは永遠に続かないもの、現実を乗り越えるだけの精神力が試されそうです。