過日「婚約者に不審な点があるので調べてください」と結婚調査の依頼をお受けしました。
結婚調査の対象者は40代男性で「仕事に行く」と言って毎朝出掛けるものの、なにか様子がおかしいということでした。
調べてみますと、男性は決まった仕事には就いておらず、会社へ行くようなきちんとした身なりのままパチンコに通い、出会い系サイトで知り合った女性から逆援助交際をすることで生計を立てていることが分かりました。
ご相談者は、婚約者が一体何者であるのか不安で仕方がない様子であり、更に調査を進めることにしました。
調査の結果、この男性はご相談者と出会う前の公務員時代に犯罪を犯し、方々から逃げている状態にあることが判明しました。
男性は、非常にきちんとした身なりの穏やかそうなハンサムで、その辺りを歩いていれば誠実そうなビジネスマンにしかみえません。
しかし、一旦調査にかかると非常に不審事項の多い男性であり、結婚調査は長期に渡りました。
「ある程度は見た目で人となりの判断はつくものの、それが全てではない」と改めて感じさせられた一件でした。