先日、私共の探偵事務所へ星が丘にある女子高の生徒さんが3名おみえになりました。
学園祭で探偵について発表する為だそうです。
探偵というとドラマや探偵小説でのイメージが強いようで、主にどんな仕事が多いか? 大変だった案件は何か? なぜ探偵業を始めたか? など色々と質問を頂きましたが、探偵は皆さまが思っているより非常に地味で、不規則な、体力・精神力勝負の仕事だということが伝わっていれば幸いです。
募集をかけなくても求人の問い合わせがあることから職業的には人気があるのでしょうが、実際に入社して長く続けられるのは100人に1人といっても過言ではありません。
炎天下や極寒の中で立ちっぱなしの張り込みは過酷そのものです。
寒風吹きすさぶ中、10時間以上ビルの踊り場で身を潜めるなんてこともあります。
また、車中で飲食を我慢しながら長時間じっとしているのは心身共にきつく、眠気がきても眠ることは許されません。
住宅地での張り込みは住民からの視線があり、警察に通報されることもしょっちゅうです。
依頼に関することは死んでも話さず、その場で自然な言い訳が咄嗟に出ないとプロの探偵としては務まりません。
最も楽で簡単だと思われている張り込みでも、このように楽ではありません。
それにしても、女子高生と会話する機会など日常ではありませんから、純粋な気持ちで質問を繰り返されるうち、とても清々しい気持ちになりました。