名古屋市の40代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
以前、私共で浮気調査をした方からのご紹介で、ご両親と共に事務所までお越しくださいました。
お話を伺いますと「主人は勝手な言い分を告げて突然家を出て行き、現在別居中です。DVもありましたが、全て私を悪者にして出て行きました。浮気していると思うので、証拠を押さえたいです」ということです。
突然の事で、奥様はかなり精神的に参っているご様子です。
別居中ということもあり、怪しい日時が分からないということで、先ずはGPSレンタルで簡易調査をすることになりました。
二週間後、GPS履歴での車両の動きを参考に、浮気調査をすることをお勧めしましたが「もう少し、GPSで様子をみたいです」とのご希望により、引き続きGPSによる簡易調査を続けました。
そして4ヶ月後、ご両親からの勧めで、やっと浮気調査を開始する運びとなりました。
14日間の浮気調査を実施した結果、二日目に浮気相手と思われる女性を後部座席に乗せ、勤務先駐車場に停めた車両内で会話をしている様子を確認しましたが、その後、その女性も含め、女性との接触は一切確認できませんでした。
ラブホテルに行っているGPS履歴がある為、ご主人に交際相手が居た事実は間違いありません。
浮気相手の女性と別れてしまったのか、離婚調停に向け、一時的に接触を絶っているのかは不明ですが、浮気の証拠が取れません。
浮気調査をお考えの方で、いつ浮気相手と会うのかが全く分からないご相談者の場合、まずはGPSでお相手の行動履歴を調べ、怪しい日時を出来る範囲で推測することから始めます。
しかし、GPSの履歴を眺めることに夢中になって時間が過ぎてしまいますと、調査の決断をした時には「時、既に遅し」で、浮気の証拠が取れなくなってしまう場合があります。
今回、4ヶ月もの間GPSを無料でレンタルさせていただいたのは異例のことですが、GPSの検索履歴では、浮気(不倫)の証拠にはなりません。
お相手の行動を観察したいだけの目的の方はいいのですが、浮気(不倫)の証拠をとる事が目的の方は、浮気調査での証拠が必要です。
離婚をお考えの方はもちろん、離婚したくない方にとっても、浮気をしている相手方からの離婚請求は認められませんので、浮気調査でとった「相手が浮気をしている」という証拠は離婚の強力な抑止力にもなります。
浮気問題を穏便に解決する為には、どちらが悪いのかをハッキリさせる為の証拠が全てです。
今回はDV問題もあり、ご主人の勝手をこれ以上許さない為にも、浮気をしている証拠をきっちり取らせていただきたかったのですが、残念な想いを残す結果となってしまいました。