名古屋市の50代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「主人は以前に浮気をしており、女は元従業員です。防犯カメラで見てみると、社内で主人といちゃついている映像が出てきました。2年前に4か月分の給料を支払って辞めさせましたが、主人が会社のお金を管理していて、女にかなり貢いでいます。女が乗っているベンツも買ってあげています。離婚は考えておらず、二人を別れさせたいです」ということです。
まずはGPSをレンタルされ様子を見るということでしたが、どうにも気になって仕方がないということで、すぐに探偵2名による浮気調査を実施しました。
調査の結果、ご主人と女性はそれぞれの車でパチンコ店やコンビニなどの施設駐車場で待ち合わせ、車両を隣同士で駐車し、ご主人が相手女性の車両に乗り移る形で会っていました。
相手の女性は50代くらいのロングヘアでたばこを吸い、スーパー銭湯が好きな女性です。
しかし、ご主人と頻繁に会う割には車内で会話をするだけで、10分程度で別れています。
奥様はご主人のことをとても愛しており、調査中にも平常心でいることが難しかったようで、どうやらご主人が警戒してしまったようです。
奥様から調査中にご連絡があり「ごめんなさい。我慢が出来なくなってしまって主人を問い詰めてしまいました。そうしたら自ら浮気を認め、二度としないと約束してくれました」ということです。
そして代表が「念書を書いてもらうといいね」とアドバイスし、弁護士をご紹介したところ、なんと弁護士事務所にご主人と一緒に行かれたそうで「今度、浮気をしたら●●をするという念書も書いてもらいました。今回、浮気相手の女性に賠償請求するのは止めておきます。息子たちが味方になってくれて、家族がまとまったので本当に良かったです」ということです。
今回のご依頼主様の目的は、大好きなご主人に長年続いた浮気を止めてもらうことです。
こちらのご主人は浮気を問い詰めたら白状してくれて、一緒に弁護士事務所まで行って念書まで書いてくれたので万々歳でしたが、このようなケースは正直に言って初のケースであり、普通は問い詰めてもとぼけられたり、逆切れされて、おまけに警戒されて終わってしまいます。
「浮気をしているようなので離婚したい」「浮気相手を調べて慰謝料を請求したい」「浮気の事実を問い詰めてもとぼけられてしまい、話し合いも出来ない」「将来的に離婚を考えるようになった時の為に、保険として今のうちに証拠をとっておきたい」といった場合には、明確な不貞の証拠が必要となります。
今回のように10分程度、浮気相手と車の中で話をして別れる、これは不貞の証拠にはなりません。
よくご質問を受けますが、LINEでのHな会話のやり取りも不貞の証拠にはなりません。
一番確実なのは「2回以上、ラブホテルに行く」です。
「旅行で宿泊する」「相手の部屋に複数回出入りし、長時間滞在する」なども殆ど大丈夫です。
「繰り返し、車内の後部座席に移動して会っている」これは優秀な弁護士の先生が必要になるかもしれません。
調査中に平常心を保つことは難しいと思いますが、調査を匂わせたり妙な行動に出てしまいますと、必ず警戒してホテルには絶対に行かなくなってしまいますし、普通は会うことすら止めてしまうようになります。
調査中はいつも通りに過ごしていただき、短時間で浮気の証拠を押さえることが出来れば、それだけ調査料金も安く済みます。
調査をすると決められたら、ここはひとつ我慢のしどころだと思って普段通りに過ごし、お相手を自由に泳がせていただければと思います。