名古屋市の企業経営者様より「社員であるA氏の営業成績が全く上がらない。日報の内容もあいまいな点が多いので、3日ほど勤務時間内の範囲で行動を調べてほしい」と素行調査の依頼をお受けしました。
早速、探偵2名で3日間、A氏の素行調査を実施したところ、
素行調査一日目:朝に一旦出勤をして間もなく会社を出ると、パチンコ店に入る。昼過ぎにパチンコ店を出ると早々に帰宅する。
素行調査二日目:朝に一旦出勤をして取引先へ向かい、昼前に取引先を出ると自宅に一旦帰宅する。16時前に自宅を出て勤務先へ向かい、19時に会社を出て帰宅をする。
素行調査三日目:会社には出勤せず、9時過ぎに取引先へ立ち寄り、昼前に取引先から出てくる。コンビニに寄って買い物をしてからパチンコ店へ。16時過ぎにパチンコ店から会社へ向かい、18時頃に帰宅をする。
以上の結果を受け、社長もあきれた様子でありました。
だからといって、すぐにA氏を解雇するのは難しいので「今後は真面目に営業を行うこと。営業成績を上げられなかった場合は自ら会社を辞すること」を念書として一筆書かせるということでした。
一旦雇った社員を解雇するのは思う以上に難しく、首になった社員が会社を逆恨みし、インターネット上で誹謗中傷を繰り返したり、会社の機密情報を他社へ流したりと問題ある行動を起こす場合も少なくありません。
穏便な方法を取られて良かったと思います。