愛知県の40代お母様より、結婚詐欺のご相談をお受けしました。
お話を伺いますと「娘の婚約者が、知人からの情報で結婚詐欺師であることが分かりました。娘と私で合計300万円ほど貸していますが、返済してもらえません。急で申し訳ありませんが、明日相手と会うので、立ち会っていただけませんでしょうか?」ということです。
ご相談をお受けし、知人の弁護士と一緒に代表が立ち会うべく待ち合わせ場所へと向かいましたが、当日、結婚詐欺師から体調を崩して行けなくなったと連絡があり、ドタキャンされました。
その後も、お母様とお嬢様は詐欺師と接触を試みましたが、警戒しているのか会うことは叶いませんでした。
そこで、相手の車両がいつも駐車されているという場所で車にGPSを取り付け、動きを探ることにしました。
詐欺師は愛知県内を転々としていて居住先が定まらず、お母様が連絡をしても電話に出なくなり、遂に音信不通となりました。
お母様も貸した金の回収は難しいと諦め、警察へ相談に行かれましたが、真剣に話を聞いてもらえなかったとのこと、私共よりご紹介した弁護士より訴状を提出したところ、他にも被害者がいて訴状を出しており、無事受けてもらえたということです。
数日後、刑事より代表に電話があり「詐欺師の車両の現在位置を教えてください」ということで、GPSの検索位置をお伝えしました。
そして夕方「犯人を逮捕しました」と警察より連絡を受けました。
詐欺師に誠実な人物はおりませんので、嘘の口約束に振り回され、精神的に消耗する闘いとなります。
去年夏から、お母様もお嬢様も精神的にきつかったことでしょう。
被害金額を全額返済して示談できなければ、この詐欺犯は刑務所に入ることになりそうです。