名古屋市の男性より「昔、家出をして行方不明になった妻と息子を探してほしい」と家出調査をお受けしました。
ご依頼主様である男性は高齢で、ご子息は現在、成人男性です。
お話を伺いますと「20年前、私が出張で留守をしている間に、妻が幼い子供を連れて家を出たきり行方が分からなくなりました。出来れば会って話がしたいのですが、受けていただけますでしょうか」ということです。
この案件は手掛かりが少ない上、お伺いした情報が間違っていたりして、中々前に進みませんでした。
しかし先日、ご子息が海外旅行から帰国するらしいとの情報を得て、3名の探偵が中部国際空港で早朝から張り込みました。
ご依頼主様から預かったご子息の顔写真は15年以上前のものであり、顔の確認が出来るか疑問でしたが、帽子を目深にかぶった一人の男性が目にとまり、探偵の一人にその男性を追尾するよう代表が指示を出しました。
探偵が尾行したところ、ご子息に間違いはなかったようですが若い女性と共に名古屋市N区のマンションに居住しており、一緒に出て行った妻(子息の母)とは同居していないことが判明しました。
数日後、目撃情報やデータ調査により、母親のほうは名古屋市東部のマンションに居住していることが判明しました。
ご依頼主様の要望で代表が同行し、奥様を訪ねてインターフォンを押しましたが「会いたくない・・・」とのお返事だったようです。
妻子の無事は確認出来たものの、奥様が会いたくないと拒絶!
若い時分のご夫婦に何があったのか分かりませんが、奥様の鬱積した感情は簡単には消えないようです。