愛知県の企業経営者様より、元従業員の素行調査をお受けしました。
お話を伺いますと「ある従業員が会社の駐車場で自ら転び、会社を辞めました。気の毒だと思って労災保険を使うことを許可しましたが、何年も経ってから『体調が悪いのは、会社で転んだせいだ』として相手の弁護士から5000万円を賠償請求されました。本人の現在の日常生活がどうなのか、調べてください」ということです。
ご指定の日時に、元従業員の素行調査を実施しました。
調査を開始しますと、元従業員が自宅から出てきて車に乗り、発進しました。
スーパーの駐車場に停めて車から降りると、杖をついて歩行をしています。
食料品を見て回り、レジで会計をして両手で商品を詰め、自分で荷物を車まで持って運び、自宅に戻ったことを確認しました。
別の日には自分の運転で病院へ行き、その際にも杖をついて歩行し、脳神経外科を受診した後、証明書受付の窓口で手続きをしている本人の姿を確認しました。
調査の結果からしますと、杖をつき通院もしていますが、跛行している訳でもなく、元気な人が杖をついているように見え、どこか演技くさい様子が否めません。
賠償請求してきたばかりのタイミングである為、日程を空けて再度調査をされたほうが良いことをお伝えしました。
現在、同様の調査が3件あります。
労災事故にして、会社に対し賠償請求をしてくる事案が今後は増えてくると思われます。
お困りの企業様がいらっしゃいましたら、フリーダイヤルまでご相談ください。