名古屋市の企業様より社員の素行調査をお受けしました。
調査対象者は、勤続20年になるベテラン営業マンです。
ご指定の日時に、探偵2名による素行調査を実施しました。
会社前で張り込みを開始しますと、午前11時、該当の営業マンが徒歩で会社を出ました。
地下鉄で金山駅まで向かうとマクドナルドで昼食をとり、隣のビルに入りました。
昼間にも関わらず、怪しいネオンが点灯している妙なビルです。
1時間半後、セミロングヘアの女性というよりは女の子を連れてビルを出てきました。
そのまま徒歩で尾行を続けたところ、10分ほど歩いたところに所在するラブホテルに入ったことを確認しました。
約2時間後、ホテルから出ると金山駅まで一緒に歩き、コンビニエンスストアで女の子に雑誌数冊とスナック菓子などを購入し、改札口で別れました。
地下鉄に乗った営業マンは、会社に戻ったことを確認して調査を解除しました。
調査2日目、会社を16時に出た営業マンは、地下鉄で栄駅まで行き、大衆サウナに入りました。
2時間後、サウナから出てくるとタクシーに乗り、割烹料理店に入りました。
2時間半後、営業マン、他の男性2名、ホステスと思われる20代の派手な女性4名で出てくると、タクシーに乗って錦3丁目に向かいました。
あるラウンジに入り、1時間半後に男性2名と先ほどの女性と共に出て来て女性に手を振って見送られ、ラウンジを後にしました。
そして、今度は歩いてすぐのクラブに男性3名で入店しました。
1時間後、着物を着た女性数名に見送られて店を出た男性3名は、スナックに入店しました。
1時間半後、店を出た3名は寿司店に入り、一軒目のラウンジの派手な女性が後から合流しました。
約1時間後、寿司店を出た営業マンは女性とタクシーに乗り、男性2名とその場で別れました。
タクシーで新栄まで行き、そのままラブホテルに入ったことを確認しました。
約2時間後、ホテルの玄関までタクシーを呼んだ二人は後部座席に乗り、近くのマンションで女性を降ろした後、営業マンが自宅方面に向かったことを確認して調査を解除しました。
後日、調査報告書をご覧になられますと、2回目の調査で共に行動していたのは、会ってはいけない他社の営業マンであったそうです。
また、営業マンが会社へ提出した日報と照合したところ、事実と異なった報告がなされていたということです。
不景気の昨今、仕事があるだけで御の字のはず。
上司の方が不審に思う社員は、必ずといってよいほど実際に問題行動を取っているものです。