名古屋市の30代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「夫は不動産業でほとんど帰宅しません。最近になって離婚を口にするようになり、たぶん女がいると思うので証拠を取っておきたいです」ということです。
ご指定の日時に、浮気調査を4日間実施しました。
浮気調査の結果、ご主人の勤務時間帯は確かに不規則であり、深夜まで会社にいらっしゃることもありましたが、夜の店に勤める20代前半の女性の部屋で半同棲状態であることが判明しました。
2人は時間帯をお互いに合わせるように生活しており、女性が夜の仕事を終える頃には、それまで接待や仲間との飲み会で時間を潰していたご主人が車で迎えに行き、午前4時という明け方に近い時間帯にブロンコビリーで食事をとり、一緒にアパートへ帰宅する姿を確認しました。
また別の日には、日中ご主人の仕事中に、アパートから小型犬の散歩に出る女性の姿を確認し、夕方になって女性が出勤、夜中に女性が勤務を終え、帰宅する頃にご主人も同じタイミングで帰宅する様子を確認しました。
こちらの奥様は、離婚を考えていらっしゃる訳ではありません。
離婚をしたくない方です。
離婚は今すぐに決断できるものではありませんが「どうしようか…」と考えている間にも、浮気は水面下でジワジワと進行してしまいます。
勝手に浮気をして離婚を要求してくるような相手に対しては、こちらも有効な手を打たなければ、何も悪くないはずの自分が損をしてしまいます。
離婚したい方はもちろん、離婚したくない方が離婚を食い止める為にも「不貞の証拠」は必要です。
有責配偶者からの離婚請求は、簡単には認められないからです。(この場合、「離婚してほしい」と言っているご主人は、調査により浮気をしていることが確定した為、簡単には離婚出来ないということです)
ご自身の希望通り、穏便に事を運ぶ為に最も必要なのは「相手が悪い」という事実を証明する「不貞の証拠」(不貞の証拠とは…浮気相手と不貞行為を複数回行い、且つ関係が継続的であることを証明出来るもの)です。
慰謝料請求権の時効は「損害および加害者を知った時」から「3年」と法律で定められています。
ただし、不貞行為に基づく慰謝料の種類によって時効がカウントされる時期が異なりますので注意が必要です。
この事を知っているか知らないかで、結末は雲泥の差です。
こちらの奥様は知ってか知らずか、すぐに私共に相談して頂き、ご主人も警戒しておらず、スムーズに証拠がとれました。
パートナーの浮気に気が付いてしまったら、自分で引っかき回してお相手を警戒させてしまう前に、そっとご相談ください。