名古屋市の50代奥様より、浮気調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「夫の帰りが毎晩遅く、浮気をしているか不安なので調べてください」ということです。
早速、探偵2名で2週間の浮気調査を実施したところ、ご主人は浮気をしている訳ではなく、終始一人で時間を過ごしてみえました。
浮気の事実こそありませんでしたが、ご主人は会社が終わると“あてどなくさまよう”という感じで、お悩みでもあるのか心ここにあらずといったご様子です。
勤務先の駅から電車に乗ったご主人は、自宅のある駅を通過して終点まで電車に乗り、再び自宅方向へ向かう電車に乗って途中下車をし、駅前の居酒屋で閉店まで時間を潰しました。
この居酒屋の店内に探偵が何度か潜入しましたが、中に女性客もなく、常連客と盛り上がる訳でもなく、一人で終始備え付けのテレビを眺めています。
休日は何を購入する訳でもなく店舗を回り、車の中で寝たり、公園のベンチに腰掛けてボーっとしていたりと、女性の存在こそありませんが自宅へは帰りません。
何か考え事をしてみえるのか、自宅へ帰りたくないのかは分かりませんが、浮気を心配していた奥様はホッと胸を撫で下ろしてみえました。
報告書をご覧になられた奥様は「今まで疑心暗鬼な気持ちで家の中が暗くなっていたので、居心地よく、家が楽しくなるように頑張ってみます」と明るい顔で事務所を後にされました。
浮気調査や素行調査はそれまでの心配が杞憂に終わる展開も多々ありますので、想像して悩み疲れてしまう前に、一度実際の行動を確認してみるのも自分が楽になれる一つの方法です。