日曜日、事務所で報告書を作成していたところ電話が鳴りました。
相手はアイホンの社長だと名乗り「あなたの探偵事務所と月100万円の顧問契約をしたいので顔合わせをしましょう。ところで、先日の高松宮杯(競馬)の新聞記事を見ましたか? おかげで私の馬が一着となりました。間違いなく勝てる馬が今日走るので一緒に遊びませんか? 場外馬券売り場で待ち合わせをしましょう。元金は保証するので、先ずは資金を数十万から数百万持って来てください」ということでした。
話の途中で胡散臭く思い「私は競馬はしません。仕事は仕事としてお付き合いをお願いします。競馬が終わってご都合がよろしければお電話ください」と断りましたが、やはり2度と電話は掛かりませんでした。
1.わざわざ非通知設定にする意味は?
2.秘書ではなく、社長が休日に電話を掛けるものか?
3.会ったこともない人間になぜ唐突に競馬をすすめるか?
4.顧問料の領収書は必要ないという理由は?
このあたりの疑問点を次はクリアしてから騙していただきたいものです。
調べてみたところ、この手口は経営者を狙い、馬主になりすまして多額の掛け金を騙し取るコーチ屋詐欺という詐欺なのだそうです。
未遂に終わりましたが、また一つ勉強になりました。